不飽和脂肪酸がコレステロールを下げる
コレステロールは肝臓で生成されますが、その生成量は食事内容、特に脂肪の摂り方によって左右されます。
そのカギを握るのが摂取する脂肪酸の種類です。
脂肪酸のうち、「飽和脂肪酸」(肉の脂肪に多い)はコレステロールの生成を活性化させ、「不飽和脂肪酸」(魚の脂肪に多い)はコレステロールの生成を低下させます。
つまり、飽和脂肪酸はコレステロールを増やし、不飽和脂肪酸は減らすのです。
といって、不飽和脂肪酸でも摂り過ぎるとカロリーオーバーとなります。
食物繊維を積極的に摂るなど、食材の効用に関心をはらった食生活を心がけることも大切です。
1つの食品や1つの機能だけに着目するのではなく、食事全体をコレステロールが上がりにくい組み合わせにすることが重要になります。
食物から摂取するコレステロールは、体の必要とする全体の約20%に過ぎないとはいえ、コレステロールを下げる必要がある場合、コレステロールを多く含む食品をなるべく摂らない方が賢明です。
しかし、「高コレステロール血症だからコレステロールの多い食品を絶対に食べてはいけない」ということではありません。
食べ過ぎはダメでも、ほどほどなら大丈夫なのです。
この点を誤解している人が多いようです。
コレステロールを含む食品の摂取を制限しすぎて栄養不足に陥るという危険性が出てくることの方が問題でしょう。
肉なら脂身を避けたり、脂肪分を少なくするような調理の工夫をすれば摂取してもいいのです。