食生活の欧米化・運動不足・ストレスがコレステロール値を上昇させる
コレステロール値を上昇させる危険因子には、どのようなものがあるのでしょうか。
まず第一に食事が挙げられます。
日本人はもともと穀類や魚、野菜を中心とした、コレステロール上昇の心配があまりない食生活を送ってきましたが、肉食中心でバター、ラードといった動物性脂肪をふんだんに使った欧米の食生活が浸透するにつれ、コレステロールの摂取量が急増しました。
そして、子供の頃からのこうした食習慣が、高コレステロール血症の増加を後押ししています。
また、美食や過食あるいは大量のスナック類などの食べ過ぎ、お酒の飲み過ぎといったエネルギーの摂取過剰も、肥満を促進し、コレステロール値の上昇を加速させます。
次に挙げられるのが運動不足です。
適度な運動は、脂肪を分解してHDL(善玉コレステロール)を増やします。
運動は体の新陳代謝を高め、体内に蓄積した中性脂肪をエネルギーとして燃焼させるので、体重やコレステロール値が下がるのですが、運動をしないとエネルギーは消費されずに中性脂肪をどんどんため込んでしまい、コレステロールも上がる一方になるのです。
その他、仕事や対人関係などで受けるストレスも、それを解消するために過食する、夕食が遅くなる、夜食が多くなる、お酒の量が増えるなどを介して、コレステロールを増やす要因となります。