コレステロールが原因で動脈硬化を起こすと血栓ができやすくなる
血栓とは、血が固まってできるかさぶたのようなものです。
高コレステロールや高血圧が原因で動脈硬化を起こした血管は、内側が狭くなり詰まりやすくなっています。
そんな血管に血栓ができて詰まると、そこから先へ血液が送られず、脳梗塞や心筋梗塞などの病気を引き起こします。
血栓は、健康な人の体内でも常につくられています。
何らかの原因で血管壁が傷ついたりすると、補修しようと血液中の血小板が集まってきて、それに含まれる原料からフィブリンという特殊なタンパク質のかたまりができ血栓となるのです。
一方、人間の体には、血栓などをとかすプラスミンという酵素が存在し、不要な血栓を分解、排泄して血液の循環をスムーズにしています。
このプラスミンは通常プラスミーノゲンという物質の形で血液に含まれており、t-PAという酵素によってプラスミンとして働くようになります。
t-PAは、血管の内皮細胞(血管内壁の表面の細胞)で常に分泌されています。
ところが、加齢やストレス、動脈硬化などで血管が弱ると、分泌されるt-PAの量が減ってプラスミンも減少し、血栓をとかしきれなくなりますあ。
やがて血栓をつくる力のほうがプラスミンにまさるようになると、血栓はとけないまま血管内を流れて別の場所で新たな血栓をつくったり、動脈硬化を起こした血管を詰まらせたりして、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすのです。