家族性高コレステロール血症は医師へ相談しましょう
低コレステロールによってガンが増えるのは、免疫力が低下するためです。
また、正常な細胞がつくられにくく、細胞が変異を起こしやすくなってガン細胞が増えることも理由として考えられます。
また、低コレステロールは、うつ状態や自殺を引き起こす原因にもなります。
これは、細胞膜のコレステロールが少なくなると、セロトニンという神経伝達物質を取り込めなくなるからです。
セロトニンは喜びの感情に関係しており、足りなくなるとうつを起こすことがわかっているのです。
その結果、自殺につながるものと思われます。
家族性高コレステロール血症といって遺伝的や糖尿病などの生活習慣病を複数あわせ持っている人は、医師と相談する必要があります。
一方、総コレステロール値が160mg/dl以下の人は、低栄養が考えられるため、栄養バランスのとれた食事を心がけコレステロールを増やすようにしましょう。
遺伝で発症する家族性高脂血症
高脂血症には、遺伝あるいは遺伝的素因で発症するものがあり、これを家族性高脂血症といいます。
中でも多いのが家族性高コレステロール血症です。
500人に1人という高い割合で見られるので、この病気を持つ親族のいる人は注意が必要です。
家族性高コレステロール血症は、LDL(悪玉)コレステロールを細胞内に取り込むLDL受容体に先天的な異常があるため、血液中にLDLが蓄積して起こります。
子供の頃からコレステロール値が高く、動脈硬化も進みやすくなります。
症状として、まぶたや関節、アキレス腱などに黄色腫と呼ばれるコレステロールの固まりができることがありますが、ほとんどの場合、やはり自覚症状はありません。
遺伝的な要因に食生活などの要因が加われば、家族性高コレステロール血症はいっそう悪化するため注意が必要です。
家族性高脂血症には様々なタイプがある
家族性高コレステロール血症のほかにも、様々な家族性高脂血症があります。
そのうちのひとつが、リポタンパクリパーゼ欠損症です。
エネルギー源としての中性脂肪は、リポタンパクのカリロミクロンやVLDLによって全身の組織に運ばれ、各組織でリポタンパクリパーゼという酵素によって分解されて細胞でエネルギーとして使われます。
ところが、遺伝的にこのリポタンパクリパーゼがなかったり働きが弱かったりすると、血液中に中性脂肪が増えてしまい、高中性脂肪血症になることがあるのです。
これがリポタンパクリパーゼ欠損症です。
症状としては、黄色腫、急性膵炎などがあります。
様々なタイプがある家族性高脂血症の患者さんの割合は、それぞれのタイプによって異なります。
全てのタイプを合わせても100人に1〜2人程度と考えられます。
家族性高脂血症のタイプによって異なりますが、遺伝性素因の影響が大きいタイプ(家族性高コレステロール血症など)ほど若年から発症し、生活習慣などの環境因子の影響が大きいタイプ(家族性V型高脂血症、家族性複合型高脂血症など)では成年以降に発症すると考えられています。